「管理栄養士になるために大学通っているけどやめたい・・・」
というお悩みをお持ちではないでしょうか?
今回はそんなお悩みを解決できるように、
大学入学~資格取得までにぶちあたる壁とその乗り越え方を
記事にしました。
・やめようかやめないか迷っている
・そもそも管理栄養士になりたくない
本記事で紹介する、大学をやめないほうがいい理由を知れば
あなたは壁を乗り越えられるかもしれません。
なぜなら私も過去に管理栄養士養成学校をやめようとした過去があるからです。
しかし悩みが解決できたことにより今では無事に卒業し
管理栄養士国家試験に合格できました。
記事前半では辞めたくなる理由を、後半では辞めないほうがいい理由を解説するので
じっくり読み込んでくださいね!
そもそも管理栄養士とは
そもそも管理栄養士とはどんな仕事でしょうか。
実は管理栄養士・栄養士については法律で定義づけされています。
厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導、個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導並びに特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等を行うことを業とする者をいう。
つまり傷病者や特定の方に向けた栄養指導や給食管理を行うのが管理栄養士です。
管理栄養士になるために学ぶ分野とは
管理栄養士になるために学ばなければいけない分野は
多岐にわたります。
一部抜粋していますが以下を参考にしてください。
公衆衛生学 解剖学 生理学 生化学 病理学 臨床医学 食品学 食品衛生学 調理学
基礎栄養学 応用栄養学 栄養教育論 臨床栄養学 公衆栄養学 給食経営管理論
名前から推測できるように、栄養の知識だけあればいいのではなく
・調理方法
・衛生、安全
・人体
・臨床
に対する知識も必要になってきます。
大学を辞めたくなる理由とは
辞めたくなる理由 それは
- 勉強
- 人間関係
- 夢と現実のギャップ
だと考えられます。
1.勉強
上記で説明した通り、学ばなければいけない分野は多岐にわたります。
入学前は「ビタミンとかミネラルとか、食事のつくり方を学ぶんでしょ?」
と考える方がほとんどだと思うので、入学後のギャップに驚いてしまいます。
そして課題も多く、実験や実習があると毎週レポート提出がありました。
課題例)
・レシピ献立作成
・予習レポート
・実験レポート
ですので、いわゆるザ・大学生!!という生活はできません
臨地実習
2年生からは臨地実習が始まります。
臨地実習の教員はその病院、施設で働く管理栄養士
主に医療従事者の養成校で実施されていおり、卒業に必要な単位を取得する、必修の実習科目である。
大学によって期間や実習先は異なりますが、私は
・保健所実習(1週間)
・小学校実習(1週間)
・病院実習(2週間)
でした。
実習はもちろん事前課題もあります。
実習先によっては他大学の学生もいるのでかなり緊張しますし
1人の場合もあるので他に頼る人がいない!なんてことも・・・
とにかく嫌な授業でした(笑)
2.人間関係
管理栄養士の養成学校では実験や実習が多く、グループワークがとにかく多いです。
当然グループでの発表や課題提出も数多くあります。
管理栄養士養成学校に通う学生は女性が殆どなので、
女子特有の人間関係のこじれや仲間外れなどが本当に起こりやすいんです。
グループワークのメンバーも好きな人と組むなんてもちろんできませんので
人間付き合いが苦手な人は疲れてしまいますよね・・・
3.夢と現実のギャップ
管理栄養士養成学校に入学する人には管理栄養士になりたいと思ったきっかけがあります
病気の人を食事で治してあげたい
健康のために役立つ食事を提供したい
食べることが好き
献立を考えるのが好き
両親の肥満を治したい
健康的にダイエットしたい
入院先のご飯が美味しかったから
給食が大好きだったから
白衣を着る仕事がしたかった
親が栄養士だった
理由は様々ですが、皆さん将来自分が管理栄養士になることを夢見て入学します。
しかし実際に入学してみると勉強内容は栄養学ばかりではありませんし
時には「これ将来何の役に立つの??」
といったこともしなければいけません。
しかも授業も多く実習にもいかなければいけないのに周りの大学生は
バイトや遊びに明け暮れて充実した大学生活を送っている・・・
よく考えたら卒業前に国試か・・・また勉強するのか
なんて悪いことばかり考えてしまいがちになります。
管理栄養士を夢見て入学したはずが現実とのギャップに耐え切れなくなってしまうんです。
やめないほうがいい理由
まだやめるかどうか迷っている段階であれば
絶対にやめないほうがいいです。
やめないほうがいい理由それは
- 就職
- 資格
- 経験
の三つです
就職
大学を辞めて就職するにしろ新たな大学に入学するにしろ
大学中退という事実は変わりません。
しかも中退してそのまま就職するとなると最終学歴は高卒になります。
受験勉強をして入学し、少しの間だけでも在籍していたのに
それがなかったことになってしまうんです。
企業によっては大卒以上の学歴の方しか応募できない
職種もあるので自分の未来の可能性を狭めることになりかねません。
それだけではありません。
大学を中退したという事実は履歴書にも残ってしまうので
必ず面接の際は突っ込まれます。
「他にやりたいことがあった」など、ポジティブな理由ではなく
勉強や人間関係を理由にしてしまうと、面接官は
「うちの会社でも嫌なことがあればやめてしまうのではないか」
と思ってしまいます。
資格
管理栄養士免許は国家資格です。
しかし国家資格の中では割と難易度は低いといわれています。
なぜなら毎年の現役合格率は8~9割だからです。
2020年(第34回) | 2021年(第35回) | 2022年(第36回) | |
管理栄養士国家試験新卒合格率 | 92.4% | 91.3% | 92.9% |
新卒であれば勉強して合格するのは難しくありません。
ですので
「ほかの大学の人が遊んでいるのに自分は勉強漬け・・・やめたい・・」
となってしまうのはもったいないです。
将来使わない資格だとしても国家資格を持っていて損はありません。
しかも管理栄養士資格は仕事で使わずとも日常でも役立つ資格ですよ。
経験
私の経験談になるのですが、夢をかなえるために行った
・4年間大学に通う
・毎日課題に取り組む
・周りが遊んでいるときに勉強する
といった行動一つ一つが自分に自信をつけてくれます。
「自分は1つの資格取得のために4年間頑張れる人間なんだ」
という自信がつくと、その先の人生でくじけそうになった時や
落ち込んだ時、自信を取り戻すことができます。
一生懸命頑張って管理栄養士免許を取得した
ということこそがいい人生経験になるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか
正直やめるもやめないも個人の自由なので、
すでに決断している方には「思いとどまって!!」
なんていうつもりはありません。
しかしまだ迷っている方やすこしでもやめたいと思った方に
- 就職のため
- 資格のため
- 経験のため
もう少しだけ頑張ってみてほしいです。
そこでどんな決断をしたにせよ、私はあなたのことを応援しています