資格

料理はできなくても管理栄養士になれるのか問題

 

「管理栄養士を目指しているけど料理が苦手」

「料理下手な管理栄養士はいるの?」

 

今回はそんな方に向けて、

「料理技術がなくでも管理栄養士になれるのか」

を解説していきます。

 

この記事はこんなお悩みを持つ方におすすめ

・料理が下手でも管理栄養士国家試験に合格できる?

・大学の授業で料理技術が求められることはある?

・やっぱり料理はできるほうがいい?

結論:料理が下手でも管理栄養士免許は取得できる

そもそも管理栄養士の取得方法は栄養士法という

法律で定められています。

栄養士の免許は、栄養士養成施設(2年制、3年制、4年制がある。短期大学専門学校大学など)において2年以上栄養士として必要な知識及び技能を修得した者に対して、都道府県知事(かつては厚生大臣)が与える。そして、管理栄養士の免許は、栄養士免許を得た後に一定期間栄養の指導に従事した者(栄養士養成施設の在学期間+実務経験の合計が5年)、または管理栄養士養成施設を修了して栄養士免許を得た者(4年制の大学や専門学校。実務経験不要となるため、4年生の時に、栄養士免許及び管理栄養士国家試験受験資格の両資格取得見込み扱いで即受験可能)が、厚生労働省の実施する管理栄養士国家試験に合格した者に対して、厚生労働大臣が与える。

引用:Wikipedia

 

つまり栄養士資格を持つ人が実務経験を積む、または

管理栄養士国家試験に合格することで管理栄養士になります。

 

そして管理栄養士国家試験はマークシート形式の200問のテストで

120問以上正解できれば合格できます。

 

実技などはもちろんありませんので、

結論料理ができなくとも管理栄養士になることは可能です

 

 

なぜ管理栄養士は料理上手なイメージがあるのか

管理栄養士が料理上手だと思われる理由、それは

食と栄養のエキスパートといわれているからです。

 

そんな管理栄養士になるための

必要な知識・スキルは多岐にわたります。

 

管理栄養士になるために学ぶ分野

管理栄養士になるために大学で学ぶ分野は以下の通りです。

 

公衆衛生学 解剖学 生理学 生化学 病理学 臨床医学 食品学 食品衛生学 調理学

基礎栄養学 応用栄養学 栄養教育論 臨床栄養学 公衆栄養学 給食経営管理論

 

さくら
さくら
めっちゃ多いな

 

めっちゃ多いんです。なので

食事と栄養についてはなんでもわかる=料理もできる

というイメージがついてしまうのも頷ける話なのです。

 

 

大学の授業で料理技術が求められることはある?

料理が必要ないといっても大学の授業はずっと座学

というわけではもちろんありません。

 

在学中、料理をする授業は主に2つあります。

調理学

1つ目はその名前の通り調理学です。

調理学とは

栄養学的な観点で調理方法や技術を学ぶ学問

器具の使い方、食材ごとの切る・混ぜるなどの取り扱い方法、加熱方法、保存方法を身につける

座学と実習がある

 

調理学実習では実技テストもあります。

 

私が通っていた学校では

食材の切り方(包丁の持ち方、扱い方、いちょう切りや短冊切りなど切り方の評価)

の実技テストが一度だけありました。

 

不合格でも再テストがありますし、テストの内容は事前に

教えてくれたので料理下手でも練習すれば大丈夫ですよ!

 

実習では様々な調理方法を用いながら日本料理・中国料理・西洋料理など

をグループごとに作りました。

 

調理時間は決められていますし、一回で作る料理の種類も多いので

要領よく協力しながら作らなければ授業内に終わらないなんてことも・・・

 

ただしすべてレシピを見ながらの作成なので勝手にレシピをアレンジするなんてことが

なければ料理下手の方も失敗することはありません(笑)

 

ただし調理方法・切り方・器具の使い方がわかっているという前提のもと

調理実習を始めるので普段料理をしない人は復習が大切になります。

 

給食経営管理学

給食経営管理学でも料理をします。

給食経営管理学とは

大量調理を通して管理栄養士の業務を実践的に学ぶ学問

大量調理専用器具や設備の使い方、在庫・発注管理、衛生・安全管理、レシピ作成、人員管理を身につける

座学と実習がある

病院や施設などの現場で行われる大量調理を学びます。

 

実際に自分たちでレシピ作成から発注、調理まで行うので給食の経営・管理の

スキルを身につけることができます。

 

調理学と違い実技のテストはありません。

 

しかしレシピ作成をして実際に自宅で調理しレポートにまとめて提出という課題が

2~3週間に1回の頻度で出されるのでこれがめんどくさい(笑)

しかも毎回テーマは異なり

思春期の女性 高齢者 幼児期のおやつ

小学校高学年 社員食堂 自衛隊

 

など、塩分摂取量からタンパク質・脂質の量など、あらゆることを考えて

レシピ作成する必要がありました

 

料理が得意な人は楽しんでできる課題でしたが

普段料理しない人はそもそも料理のレパートリーがありませんよね。

私も当時は毎回悪戦苦闘していた記憶があります。

 

ここで私が実際作成した献立をご紹介します。

やばすぎませんか?(笑)

全くおいしそうに見えませんね・・・

下の布巾もしわくちゃすぎます(笑)

さくら
さくら
よくこれで提出してたな・・・

 

こんなひどいレベルでも課題再提出になったことはありませんので

安心してください!

 

ただ本当に私は最低レベルだったので料理が苦手な方は

レシピ本を参考にすることをお勧めします。

 



私のおすすめは減塩をテーマにしたレシピ本です。

なぜなら品数をたくさんつくるとどうしても塩分摂取量がオーバーしてしまうからです。

高血圧の方に向けたレシピも作成しますし

一冊あるだけでその後の課題にかなり役立ちますよ

 

できるに越したことはない

ただ、もちろんですができるに越したことはありません。

 

料理ができればレシピ・献立作成も楽しんでできますし、

料理の知識が授業で活きるのは言うまでもないですからね。

 

私も在学中はできませんでしたが、社会人になってから

本格的に料理をするようになりました。

 

家族や友人にふるまう楽しさも知りましたし、

何よりも今まで以上に食べることが好きになり食材の知識も

深めることができました。

 

最初は簡単にできるものから作り始めると

嫌にならず自信もつきますよ


まとめ

いかがだったでしょうか?

私も当時はかなりの料理下手でそれはそれはひどいもんでした

 

料理ができない管理栄養士はたくさんいる

わたしの通っていた大学は同学年100人弱でしたが、

料理ができない子はたくさんいました。

料理ができないので多少遠くても一人暮らしをせず

実家から通う人もいました。

 

しかし料理が不得意だったとしても大学に入学できますし、

授業で単位は取れて卒業して管理栄養士になることはできます。

 

ですので管理栄養士になりたい方、

料理ができないくらいで夢をあきらめないでくださいね!!

 

応援しています。

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

さくら

1995年生まれは山形。お酒と食べ物を世界一愛しています。勉強が好きで、管理栄養士・登録販売者・ビール検定・ウイスキー検定などの資格を持っています。このブログでは資格・アレルギー・食べ物をメインに発信しています。休日はブログを書いてお酒を飲みYouTubeを見ている完全インドア派です。

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